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【for Baby&Kids】熱中症を予防するために。~日常生活での心がけ~
2018年7月14日 10:00 AM カテゴリー: 【コラム】Stars Smiley Spirits
こんにちは、「Stars Smiley」代表の村田綾子です。毎日暑い日が続きますね。この数年、熱中症で搬送されるというニュースが多くなっています。スポーツにかかわる私としても、他人事ではありません。
- 塩分糖分がバランスよく含まれた水分をこまめに摂る
- 休息をとる
しかし、実は、普段の生活のなかで気を付けることで、熱中症になりにくい体を作ることはできるんですよ。予防は、赤ちゃんのときから
暑さが厳しい夏。
赤ちゃんをほんの少しでも外に出すと、ぐったりしてしまったり、日に焼けて赤くなってしまったり、心配になりますね。そのためか、少しも外に出さないで、室内での生活を送るお子さまが増えているように思います。
けれど、エアコンの効いた室内が当たり前になり、暑さからお子さまを遠ざけてしまうと、今度は、身体が暑さに慣れる機会を失ってしまうのです。夏に外で歩く、遊ぶ、という感覚がないと、暑さにどう対処して良いかわからなくなります。
私がかかわるお子さまのなかにも、運動をするのに下着と洋服をしっかり着込んでいることがあります。顔が真っ赤になり、とてもつらそうなのに、下着を脱ぐ、または上のシャツを脱ぐ、という発想が生まれないのです。
- 通気性の良い服を選ぶこと
- 自分で着ているシャツの量を調整すること
それから、「休息」はとても大事です。
運動するときでも、外にお出かけするときでも、体力が奪われる暑いときは、集中力が欠けるものです。スケジュールをゆるやかにして、こまめに「休息」を取りましょう。
寝不足も熱中症の要因になることがあります。早く寝て、体力をしっかりつけることは、熱中症予防につながります。汗をかく経験をさせて
エアコンに慣れ、暑さの中に身をおく経験が少ないと、汗をかくこと自体が減ってきます。
汗は、体内の温度を調整する大切な機能ですが、汗をかかない生活を送るようになると、体が暑さに慣れず、体内に熱がこもりやすくなります。それが熱中症にもつながってきます。
汗腺の数は、2、3歳ごろに決まり、以後は変化がないということをご存じですか? 冷房の普及しはじめた1970年代から、日本人の子どもの汗腺は、それまでの半分(約230万本の半分)になったのではないかと言われています。
汗腺が多い方が新陳代謝が活発になり、熱中症になりにくくなります。3歳ごろまでは、できるだけエアコンに頼らず、汗をかく機会を増やした方が良さそうです。
参考文献:「汗を出す機会は3才までに決まる!」、「汗腺の解説と働き」
エアコンは、夜、寝入るまでとするのがおすすめです。夜に汗をかいたら、朝、お風呂で流せばよいのです。
また、涼しいところにばかりいることで、「のどが渇いたから、水分を摂ろう」という感覚も生まれにくいように感じます。 幼いときから、トイレの回数などを観察しながら、水分補給を促してあげてください。繰り返すことで、身につくはずです。
汗をかいたときの水分補給では、失った塩分やミネラルを補うため、スポーツドリンクをおすすめしています。ただ、糖分も多く摂ってしまうので、できれば、粉末状のスポーツドリンクを、ご家庭で少し薄めにつくりましょう。
スポーツドリンクが苦手なお子さまの場合は、麦茶もミネラルが含まれるのでおすすめですが、併せて、塩分の含まれたタブレットを持たせるといいですね。
市販の清涼飲料水は糖分が多く、より水分を欲してしまいますので、夏はあまり良くありません。少しの糖分と塩分を含ませたレモン水などで代用してほしいところです。おわりに。
夏を外で過ごすと、体力を消耗します。
でも、夏にしか味わえない感覚は多くあります。過度にお子さまを暑さから遠ざけず、赤ちゃんのときからできる限り外に出て、お子さまの「生きる力」を引き出してあげてほしいと思います。
★★★「Stars Smiley Spirits」バックナンバーも、ぜひご覧ください★★★
★1 かけっこの基本とは!? Stars Smiley流かけっこ教室のポイント。
★2 スキンシップの重要性。運動習慣は、生まれたときから。
★3 ボールひとつで無限大! 乳児期からはじめられる「家庭でできる運動あそび」のススメ!
★4 運動能力は、遺伝ではありません。
★5 はだしで遊ぼう! 五感の刺激で創造性豊かに。
★6 チアダンス・音源完成への道。
★7 おむつが外れると運動にも効果的! トイレトレーニングで深める親子のコミュニケーション。
★8 体力をつけるにはどうしたら? ~Stars Smileyチアダンスの現場からのアドバイス~
★9 【for Baby&Kids】太陽の下でたっぷり遊ぼう ~乳幼児期、よく眠るために~
★10 【NEW】インストラクターMinamiからのご挨拶と指導のモットー。
★11 【for Baby&Kids】「水が怖い」はお風呂で克服! ~幼い子の水遊びは段階を追って~
★12 【for Baby&Kids】小さな子どもの習い事、特定のスポーツに絞らないで!
★13 チアダンスの醍醐味を伝えたい。チアを通して得る協調性と積極性。日本女子体育大学卒業大学卒業後、テーマパークでシンガー・ダンサーで活躍。未就園児の親子体操「ベビーチア」発案。日本チアダンス協会インストラクター、USAチアダンス協会インストラクター3級、幼児体育協会インストラター、新浦安RAINBOW SMILEY、幕張インターナショナル、スクール「Dolphins」、たまプラーザStars Smiley、恵比寿Stars Smiley、デイレクター兼チーフインストラクター 現在、チアダンス・ベビーチア、幼児体操、障がい児体操、スポーツの家庭教師、インストラクターとして活動。