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かけっこの基本とは!? Stars Smiley流かけっこ教室のポイント。
2018年4月17日 10:00 AM カテゴリー: 【コラム】Stars Smiley Spirits
こんにちは、「Stars Smiley」代表の村田綾子です! 新年度がはじまりましたね。この春に入園、入学されたみなさま、おめでとうございます。進学、進級のよろこびでワクワクしたり、期待と、ちょっぴりの不安でドキドキの日々を送っていることでしょう。
さて、「Stars Smiley」では、毎年、春になると「かけっこ教室」を開きます。秋まで月1回の開催で、毎月継続でも、運動会前などの単発でも参加することができます。
そこで、本日は「かけっこが速くなりたい!」と願う親子さんに向けて、Stars Smiley流のかけっこが速くなるポイントと、かけっこ教室に込める思いをお伝えしたいと思います。
自分に自信がついて、さらに伸びていく―Star Smiley 流かけっこ教室
少人数のグループにわかれ、すでに足が速い参加者には、より速く走るためのフォームの改善を行い、運動が苦手だったり、幼い参加者には、まずは走ることが楽しいと伝えるところからはじめます。
小学生以上の参加者には理論的な説明をしながら、自分で体をコントロールできるように練習とアドバイスを重ねます。
また、運動が苦手な参加者には、少しずつでも成長している部分を伝え、ほめます。自分で体をコントロールすること、それぞれが小さなステップアップを人から認められることで、自信がつき、更に伸びていきます。
このようにして、一度でも参加すると、多かれ少なかれ効果が現れます。秋まで継続すると、親御さんも目を見張るほどのきれいな走り方になります。
しかし、20年近くかけっこ教室を開いてきた私が日々感じているのは、それだけではありません。
かけっこの基本は、日常生活、家庭生活から
かけっこが速くなるのには、なにが必要でしょうか。
フォーム?
筋肉?
練習?
実は、日常生活の中で「歩く」ことが最も重要なのです。
かつて、人は移動を徒歩でしていました。走ることも、日常生活のあたり前の動きでした。しかし近代化が進み、どこにでもエレベーターやエスカレーターが設置され、赤ちゃんのバギーも進化して、4歳ごろまで乗り物に乗ったまま移動することが可能になると、「歩く」ことがどんどん減ってきます。
私がかけっこ教室をやりはじめてから、この十数年だけでも、日常生活で子どもたちが「歩く」ことは減っていると実感します。ひざが上がらず、足を引きずるように歩くお子さまが増え、坂道を上るのに、体が前傾せずに転んでしまうケースも見かけます。
そこでかけっこ教室では、体幹がしっかりとしていない場合には、まずはジャンプなどをしながら、体の動きを改善していくことからはじめるのです。
かけっこ教室に入っただけでは、足は速くなりません。公園で自由に遊ぶ、歩く、坂道を走る、階段をのぼる、車を使わない。家庭での生活の意識を変えるだけで、体が変わっていくのを感じられると思います。
さらに、足を速くするために家庭でもできるトレーニングとしては、「坂道」を走ることをおすすめします。自然に身体を倒す練習になり、自然にももあげ状態になるのです。階段をのぼるのもももあげの練習になります。幼いときの「歩く」は、歳を取ってからの健康にも
赤ちゃんは生まれて半年もすると、寝返りをうち、ずりばいからはいはい、そして二足歩行へと移行していきます。
この最初の動きは、実は幼少期以降も有効で、はいはい、ひざをつかない四つん這いの「くまさん歩き」、「うさぎ跳び」など、動物を模した体の動かしかたで体幹を鍛えることができます。
日常的に歩くことを習慣にすると、歳を取ったときにも、健康な生活を送ることができるでしょう。一生涯の財産になっていくのです。
たかがかけっこ、されどかけっこ。
かけっこを通じて、日常生活の見直し、老後の健康な生活にまで意識をむけることができます。教室に参加するお子さまがただけでなく、親御さんにもそこまでご理解いただき、一緒に歩んでいけたらうれしいですね。
日本女子体育大学卒業大学卒業後、テーマパークでシンガー・ダンサーで活躍。未就園児の親子体操「ベビーチア」発案。日本チアダンス協会インストラクター、USAチアダンス協会インストラクター3級、幼児体育協会インストラター、新浦安RAINBOW SMILEY、幕張インターナショナル、スクール「Dolphins」、たまプラーザStars Smiley、恵比寿Stars Smiley、デイレクター兼チーフインストラクター 現在、チアダンス・ベビーチア、幼児体操、障がい児体操、スポーツの家庭教師、インストラクターとして活動。