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体力をつけるにはどうしたら? ~Stars Smileyチアダンスの現場からのアドバイス~
2018年6月9日 10:00 AM カテゴリー: 【コラム】Stars Smiley Spirits
こんにちは、「Stars Smiley」代表の村田綾子です。6月になりました。昔から、芸事をはじめるのは6歳の6月6日から、と言われてきたものですが、今は就学前に習い事をはじめるご家庭も多いですね。
私がチアダンスのインストラクターをはじめて10年近くになりますが、時々、「体力がなくて、練習を続けられない。どうしたらいいですか」と相談を受けます。
「体力がない、どうしたら?」と問われれば、「こつこつやるしかない」と答えることになります。歩く、走る、を生活の中で
まだ幼稚園にも入っていない、小さなお子さんでしたら、以前からこのコラムでお話ししているように、「歩くこと、公園に行くこと、歩く力がある時に抱っこしないこと」を毎日続けるようにお伝えします。
でも、すでに5、6歳で「歩かない」習慣が身についてしまっている場合は、2、3歳の子の数倍の努力が必要になってきます。 「歩くこと、走ること。歩ける場所であれば、車や自転車に頼らない」といった、基本的な生活を、毎日意識して続けてみてください。
それから、ハイハイ、四つ足の「くまさん歩き」、ジャンプなどで、体幹も鍛えます。時間はかかりますが、それを続けるだけでも、ずいぶん体力がつくはずです。
体力をつけたいならば、今までやってこなかったことを取り戻す。基礎的な体力、体の使い方を身につけた上で、各種スポーツのスタートラインに立てると私は考えています。
2、3年後に運動系の習い事をさせたいと思う親御さん。どうか、その時までに体力がつくよう、計画して準備してあげてください。
「お子さんの荷物を持ってあげていませんか?」
「歩けるのに、ぐずってせがまれたからと、抱っこしてしまっていませんか?」
「生活のリズムはできていますか?」
食と睡眠をきちんと取り、体力をつければ、おのずと習い事をするための集中力も増します。コツコツと、3年続けると変化が・・・
3年前、私たちの開くチアダンスの教室のひとつに、「体力がない」6歳の生徒さんが入りました。
教室への行き帰りは歩くこと、家でもチアダンスの基本を練習すること、運動を念頭に置いた生活を送ることなどをお伝えし、この生徒さんは、親御さんの協力のもと、コツコツと基礎的な運動を続けてこられました。
目に見えて効果が表れてきたのは、昨年くらい、教室に通い始めてから2年目のことでした。やりたいことができるようになり、練習も楽しくなってきたようです。
今では、この生徒さんは大きな大会に出るチームに所属し、仲間と練習にはげんでいます。
「努力すればできるようになる」と本人が思えることは、上達への近道となります。成果が見えるようになるまでには、時間がかかります。
でも2年、3年とまじめにコツコツやり続けることで、できなかったことはできるようになっていきます。習い事をする子どもには、前向きな言葉を
チアダンスの教室には、3歳くらいから中学生までの生徒がいます。小学校にあがるころ、「うちの子は練習に集中できていない」といった相談が親御さんからもちかけられることがあります。
集中できないのは当然でもあります。大人でも長時間集中するのは大変です。6歳ごろですと、20分が限度でしょう。だから「練習に出られる」だけでも十分、大丈夫と私は伝えています。
年齢を重ねるにしたがい、どのような練習がどのような結果をもたらすかといった経験が身につきます。頭を使うようになり、練習内容も集中の仕方も、どんどん変わっていきます。
モチベーションを保つためにも、私たちは人前でチアを見せる場を3ヶ月から半年に1回の頻度で用意しています。子どもたちは、人からほめられた体験と達成感から、とても生き生きとし、自信がつきます。
大会などで自分の今の実力を受け止め、より高みを目指す子どもたちは、目を見張るほどの成長を見せてくれるのです。
お子さんが練習をつらいと言い出したときは、親御さんの言葉一つでもお子さんの気持ちは変わってきます。
「つらい」というお子さんに共感は示しても、それ以上に、ぜひお子さんの良いところを見つけて、今の成長を褒めてあげてほしいと思います。
親御さんの前向きな言葉が、お子さんの背中をそっと押すことでしょう。
★★★「Stars Smiley Spirits」バックナンバーも、ぜひご覧ください★★★
★1 かけっこの基本とは!? Stars Smiley流かけっこ教室のポイント。
★2 スキンシップの重要性。運動習慣は、生まれたときから。
★3 ボールひとつで無限大! 乳児期からはじめられる「家庭でできる運動あそび」のススメ!
★4 運動能力は、遺伝ではありません。
★5 はだしで遊ぼう! 五感の刺激で創造性豊かに。
★6 チアダンス・音源完成への道。
★7 おむつが外れると運動にも効果的! トイレトレーニングで深める親子のコミュニケーション。日本女子体育大学卒業大学卒業後、テーマパークでシンガー・ダンサーで活躍。未就園児の親子体操「ベビーチア」発案。日本チアダンス協会インストラクター、USAチアダンス協会インストラクター3級、幼児体育協会インストラター、新浦安RAINBOW SMILEY、幕張インターナショナル、スクール「Dolphins」、たまプラーザStars Smiley、恵比寿Stars Smiley、デイレクター兼チーフインストラクター 現在、チアダンス・ベビーチア、幼児体操、障がい児体操、スポーツの家庭教師、インストラクターとして活動。