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おむつが外れると運動にも効果的! トイレトレーニングで深める親子のコミュニケーション。
2018年6月1日 10:00 AM カテゴリー: 【コラム】Stars Smiley Spirits
こんにちは、「Stars Smiley」代表の村田綾子です。日ごとに暑さを増してくる5月、6月。この過ごしやすい季節は、実は、おむつ外しにとても良い季節でもあります。今日は、トイレトレーニングとおむつ外しについて、お話ししたいと思います。おむつ外しは、子どもの自立のため
おむつが外れるのは、子どもが自尊心を高め、自信を持つことのできる、成長の過程でとても大きな出来事のひとつです。運動を教えている私の立場から見ると、おむつが外れる前と後で、子どもの動きはまったく違います。
おむつより布パンツの方が足がよく動くというのがひとつ。もうひとつは、おしっこを溜める力がついているということは、自分で内臓と筋肉をコントロールできるということですから、より運動に適した体になっている、ということが言えるでしょう。
そして、自分でトイレに行けるという自信は、なにか行動することに対して、意欲的になることにつながっていくのです。
おむつ外しと一言で言いますが、私は、トイレトレーニングからおむつ外しまでの一連の流れを「親が子どものことを知ろうとすること」と、とらえています。
トイレトレーニング中は、汚れ物は増え、トイレの付き添いに時間を使いますから、親の負担は大きくなります。けれど、「子どものことを知ろうとする」思いで親がかかわることによって、子どもは安心して自立していきます。
「子どもの自立のため」という意志をもって、早い時期から子どものトイレに付き添っているお母さまがたを見ていると、ほかのことについても前向きだという印象があります。
たとえば、幼児向けの体操教室において、お子さんが少しミスをしても「大丈夫! いいよ、ミスをしても」というような反応をします。また、転んだたときも、必要以上に子どもに触れず、子どもが立ち上がるのを待ちます。
子どもの自立を信じ、必要なときに必要な手を差し伸べる親と、それに応え、物事を前向きにとらえていく子ども。そこに私は、信頼し合っている親子の関係を感じます。0歳からのトイレトレーニング
トイレトレーニングはいつからはじめたら?と思う親御さんは多いと思います。
私自身の話をすると、ふたりの娘を育てるときに、トイレでおしっこをさせはじめたのはおすわりができるかできないかの、7ヶ月ごろでした。
トイレは生活そのものである、という持論もあったので、起きてすぐ、授乳のあと、ご飯のあと、寝る前など、ことあるごとにトイレに連れていって、便座にまたがせました。
育児書などでは、おしっこの間隔が2、3時間あくようになったら、などと書いてあるので、7ヶ月では早すぎない?と思われるかもしれません。でも、おむつから解放されておしっこするのは気持ちが良いらしく、驚くことに、7ヶ月であっても、トイレに行くたびにおしっこをするようになります。
親は少しでもおしっこが出ればほめ、ほめられれば赤ちゃんはうれしい。赤ちゃんがうれしいと、親も喜ぶ。その繰り返しを、楽しみながらできれば理想的です。それぞれの外れるタイミング
トイレが当たり前になっていた上の娘は、2歳になる前には布パンツで過ごしはじめました。けれど下の娘は、昼寝のときや夜寝るとき、また、うんちはなかなかトイレでできませんでした。
最初はやきもきしたものの、この子のタイミングがあるのだろうとのんびり構えることに。夜も大丈夫になったのは、3歳もだいぶ過ぎてからでした。
その子その子の身体の発達に違いがありますから、おむつの外れるタイミングも子どもによって異なってきます。男女の身体の違い、性格の違いも関係していると思います。
だから、親は焦らないのが肝要です。この子のタイミングはまだなんだ、と、大らかに待ってあげましょう。
また、一度外れた子がまたおむつになるというのも、よくあることです。その子にはなんらかの理由があるのでしょう。親の焦りは子どもに影響しますから、焦らないようにしましょう。
おむつなしでおしっこやうんちが出たら、たった一回でも、一緒にいっぱい喜んでくださいね。成功体験の積み重ねで、子どもは自信を持てるようになってきます。夏はトイレトレーニングにいい季節
最初に、5、6月はトイレトレーニングをはじめるのに良い季節、と書きました。
冬に比べて・・・- 夏は汗をかくのでおしっこの回数が減ること。
- おしっこで漏れても、衣類が乾きやすく冷えにくいこと。
- 女児の場合、スカートで過ごせるため、パンツを脱ぎやすいこと。
- パンツだけで過ごせば、おしっこが出る感覚やタイミングが分かること。
来年度の入園までにおむつ外しを考えている親御さん、2歳になったから外したいとお考えの親御さん、暑くなりはじめの今はトイレトレーニングのいい機会です。
「お子さんの自立のために」、トイレトレーニングをはじめてみませんか?
★★★「Stars Smiley Spirits」バックナンバーも、ぜひご覧ください★★★
★1 かけっこの基本とは!? Stars Smiley流かけっこ教室のポイント。
★2 スキンシップの重要性。運動習慣は、生まれたときから。
★3 ボールひとつで無限大! 乳児期からはじめられる「家庭でできる運動あそび」のススメ!
★4 運動能力は、遺伝ではありません。
★5 はだしで遊ぼう! 五感の刺激で創造性豊かに。日本女子体育大学卒業大学卒業後、テーマパークでシンガー・ダンサーで活躍。未就園児の親子体操「ベビーチア」発案。日本チアダンス協会インストラクター、USAチアダンス協会インストラクター3級、幼児体育協会インストラター、新浦安RAINBOW SMILEY、幕張インターナショナル、スクール「Dolphins」、たまプラーザStars Smiley、恵比寿Stars Smiley、デイレクター兼チーフインストラクター 現在、チアダンス・ベビーチア、幼児体操、障がい児体操、スポーツの家庭教師、インストラクターとして活動。