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はだしで遊ぼう! 五感の刺激で創造性豊かに。
2018年5月28日 10:00 AM カテゴリー: 【コラム】Stars Smiley Spirits
こんにちは、「Stars Smiley」代表の村田綾子です。初夏の陽射しが強くなり、半袖で外出することも増えてきましたね。外遊びが楽しい季節です。親子で公園にでかける日も多いことでしょう。
さて、今日は「砂場では、はだしで遊ぼう」という提案をしたいと思います。足の裏全体で感じて
はだしで公園で遊ぶ、と聞くと、どのような印象をもちますか?
靴を履いて遊ぶのが当たり前だと考えている場合は、はだしで遊ぶと聞くと、驚かれるかもしれませんね。
みなさまのお子さんには、「つちふまず」はありますか?
「つちふまず」は、衝撃吸収や身体のバランスをとるセンサーの役割があると言われています。つちふまずが形成される乳幼児期に、足に刺激を与えない靴を履いてばかりいたり、アスファルトで固められた地面だけで歩いたり遊んだりすると、形成を阻害します。
砂場でのはだし遊びをおすすめするのは、足の裏からさまざまな刺激を受けることが、つちふまずの正しい形成につながるからです。でも、もっと大きな声でお伝えしたいのは、足の裏で「感じてほしい」ということです。砂場で育つ創造性の豊かさ
砂のさらさらした感触、水で濡れて冷たくなった感触、硬い粘土質、触ると形を変える砂。砂場にいるだけで、多くの感覚を得ることができます。はだしで過ごすことで、刺激は足の裏から、ダイレクトに脳に伝わっていきます。
砂場遊びは創造性を高める場でもあります。
砂山を作り、水を流し、壊し、固め、また崩し。容器を使って、ままごとなどの見立て遊びもできますね。
幼少期に、砂場でしっかりと遊ぶことのできたお子さんは、想像力豊かに、自分から考えて遊ぶ子になっていきます。
「砂を食べてしまったらと思うと、ちゅうちょしてしまって」
砂場遊びの重要性を話すと、よく言われます。小さいお子さんですと、1回や2回は、砂を口に入れてしまうでしょう。でもそれは、「食べ物ではないよ」と親御さんがそのたびに伝え、本人もおいしくないと分かれば、何度も何度も口に入れたりはしません。
「汚れるから、食べてしまうから、触らせない」のではなく、「やってみて、どう感じるか」。そういうお子さん自身の経験を増やしてあげたいものです。汚れを気にしないで
「Smiley House」では、積極的に砂場遊びを取り入れています。
それまで砂場に入ったことのなかった親御さんにも、お子さんと一緒に入って遊んでもらっています。ところが、砂に慣れないお子さんがすぐに出たがったり、少しの汚れでも手を洗いに行ったりする場面を見かけます。せっかくの砂場で遊べないと、本当にもったいないなと、見ていて思うのです。
実は、砂場遊びと、でんぷんのりを使った工作、ねんど遊びとは通じるものがあります。適量を指に取って使うでんぷんのりは、スティックのりと違い、指が汚れます。ねんど遊びも、油粘土だと手がべたべたになったりします。
そのときに、汚れが気になり出したら、工作もねんど遊びも最後まで楽しむことができません。
物に直に触れ、形を作っていくことは、お子さんの興味・関心を広げることにつながりますから、楽しむ前にやめてしまうのは残念です。
汚れたら洗えばいいんです。
足の裏、手のひらなどを使い「五感を刺激するあそび」を、どんどん取り入れてみてくださいね。
★★★「Stars Smiley Spirits」バックナンバーも、ぜひご覧ください★★★
★1 かけっこの基本とは!? Stars Smiley流かけっこ教室のポイント。
★2 スキンシップの重要性。運動習慣は、生まれたときから。
★3 ボールひとつで無限大! 乳児期からはじめられる「家庭でできる運動あそび」のススメ!
★4 運動能力は、遺伝ではありません。日本女子体育大学卒業大学卒業後、テーマパークでシンガー・ダンサーで活躍。未就園児の親子体操「ベビーチア」発案。日本チアダンス協会インストラクター、USAチアダンス協会インストラクター3級、幼児体育協会インストラター、新浦安RAINBOW SMILEY、幕張インターナショナル、スクール「Dolphins」、たまプラーザStars Smiley、恵比寿Stars Smiley、デイレクター兼チーフインストラクター 現在、チアダンス・ベビーチア、幼児体操、障がい児体操、スポーツの家庭教師、インストラクターとして活動。