こんにちは、「Stars Smiley」代表の村田綾子です。6月も半ばを過ぎると、幼稚園や学校では水遊びや水泳の授業がはじまりますね。

未就園のお子さまも、暑くなるとプールや水遊び場などで遊ぶ機会が増えるのではないでしょうか。

そこで今日は、「水が怖い」というお子さんの克服についてや、幼いお子さんの水遊びの仕方について、お話しします。

水慣れのスタートは家庭で

どのスイミングスクールでもできるわけではありませんが、生後半年になると「ベビースイミング」をはじめられます。

「ベビースイミング」とは、プールの中で、インストラクターと一緒に、親子で歌や音楽に合わせて身体を動かすプログラム。幼いうちからの水慣れ、親子のコミュニケーションを深めるのに有効な内容です。

ただ、やりたい方にはもちろんおすすめしますが、必要かと問われれば、私は、必ずしもやった方が良いとは言いません。

それより、まず家庭でできることからはじめてはどうでしょうか。

「うちの子は水が怖くて苦手なんです」

と、おっしゃる方の話を聞くと、顔に水がかからないように、親御さまの膝の上でシャンプーしていた、ということがあります。また、湯船に浸かっているときでも、極力顔に水がかからないように、静かに入っているというお子さまもいました。

まずは湯船で顔を洗ったり、親子で楽しく水をかけ合ったりしながら、少しずつ水を顔につける練習をしてみてください。

お風呂で慣れたら、ビニールプールなどで遊ぶのが楽しくなることでしょう。

ビニールプールから広がる

Smiley Houseでは毎年、ベビーチア教室の一環（季節の運動）として、ビニールプール遊びを取り入れています。

「水が怖い」というお子さんも、場に慣れると水にもどんどん慣れてきます。

たとえば、ビー玉などのきれいなものをプールの底に落とし、それを子どもたちが拾う遊びでは、楽しく遊びながら、いつの間にか水に入ることに抵抗を感じなくなります。

小さいお子さまは、手に物をもつと安心感をもつことが多いようです。輪っかを持ってビニールプールの中を歩くと、水に慣れるのも早くなります。

また、ペットボトルの底にいくつか穴を開けると、簡単にシャワーを作ることができます。シャワー遊びは、いつでも子どもたちに大人気！　側面にカラーテープを巻いてもきれいですね。

こんなふうに工夫しながら、水が楽しいものに変化していくといいな、と思います。

ただし、どんなに浅くてもおぼれる危険がありますので、必ず大人が目を離さないで見ていてくださいね。

水遊びは、自然との出会いの入り口

最近の傾向として、日焼けを気にして、屋外のプールに連れていくことに抵抗を感じる親御さまが多いように思います。

でも、肌で物を感じるのは、とても大事なこと。

暑い太陽の元で、水に入る。
水から上がって風に当たる。
裸足で熱くなった地面を歩く。


どれも室内プールでは味わえない感覚です。

また、同じ水でも、海や川では全く違った経験ができます。

海では本物の波に触れ、音を聴く。
海水に浮かび、無限とも思える砂で遊ぶ。


川では岩がゴツゴツしていたり、水の流れが足を通り抜けていったり。
浅瀬ではザリガニや魚など、川の生き物も見られます。


こういったさまざまな経験は、何にも勝る刺激となるでしょう。水と親しむことは、大自然の中での体験との出会いにつながるのです。

この夏、楽しい体験をするためにも、自宅のお風呂から始めて、段階を踏みながら水に慣れさせてみませんか。



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