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チアダンスの醍醐味を伝えたい。チアを通して得る協調性と積極性。
2018年7月12日 7:00 PM カテゴリー: 【コラム】Stars Smiley Spirits
こんにちは、「Stars Smiley」代表の村田綾子です。今日は、Stars Smileyが力を注いでいる教室のひとつである、チアダンスという競技についてのお話しです。
近頃、チアダンスは映画(チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話)やテレビドラマ(チア☆ダン)でも取り上げられるようになり、より多くの方に知られるようになってきましたね。 Stars Smileyでは3歳から15歳までの生徒が所属していますが、幼少期の運動として取り入れているご家庭も増えているようです。
前回のコラムで、「幼少期は特定のスポーツをするよりも全身運動を」というお話をしました。チアダンスは、ひとつの競技でありながら、体操、ダンス(ヒップホップ、バレエ、アームモーション)、チームワークなどの複合的な要素をもっている全身運動です。地道な基礎練習と、大会出場
チアは見かけの華やかさとは裏腹に、日ごろは、バレエとストレッチ、体操を中心とした地道な基礎練習を積み重ねます。
たとえば、チアダンスの振付にはよく入る側転。ただ回転すればよいわけではなく、美しさが大切です。空中で足を左右に180度開くジャンプは、トランポリンで練習。膝を伸ばし、つま先もピンと伸ばす美しい姿勢を追及します。
一つ一つの動きの中に、バレエとストレッチの基礎的な動きを入れて美しいフォームをつくりますから、地道ながら、とても大切な練習なのです。
モチベーションを保つためにも、私たちは3、4ヶ月に一回、大会やイベントなどでチアを発表する場を用意しています。発表は、成果を目の前で見てもらえる機会となり、達成感を味わうことができます。
生徒たちには、実力以上のことにもたくさん挑戦させ、一年間、同じ振付をブラッシュアップしながら、大会で勝つために整えていきます。全国大会出場をかけた2、3月の大会は、一年の集大成となるものです。
全国大会の雰囲気は、ほかと全く違います。チアにかかわるみんなに「一番上」の景色を見せてあげたい、それが私の願いです。
なぜなら、この大会までに努力した結果、見えるこの景色は最高だからです。そこに至る経過は素晴らしい体験で、さらにそれに結果がついてくるともっと素晴らしい経験ができるでしょう。ご家族と思いを共有しながら
私たちは、ご家族、生徒さん、先生の三者で情報を共有し合うことを大切にしています。
振付をもらったら、家で練習するよう伝えますが、あるチームでキャプテンを務めている男の子の家庭では、お父様が積極的に家での練習に加わっています。
息子さんと一緒に、ターンの練習しているというのです。
スポーツマンのお父様ですが、「バレエは難しいですね!」と報告してくれました。
親御さんが、お子さまのがんばる姿勢を理解し、応援する。ご両親が多少でも見てあげると、子どもたちは、ぐんと伸びます。そして、チアがますます好きになります。チアを続けることで、変わる
チアダンスは、表現する競技です。
教室には、ダンスは好きでも、人見知り・場所見知りのお子さんも入会します。
でもチアでは、自分の内面や思いを表現しないといけません。そこで、特に幼いときは、インタビュー形式で、名前や年齢、やりたいことをみんなの前で、毎回言ってもらいます。
思いを形にして、相手に伝える。それを繰り返すうちに、大きな声や笑顔が出るようになっていきます。
いまトップチーム(ハイレベルの大会を目指すチーム)のキャプテンをやっている生徒さんも、そんな子のひとりでした。
入会当初は周囲と話さず、小さな声で返事するくらいだったこの生徒さんが、チアの練習を通して自分を出せるようになってくると、学校でも発言したり、イベントリーダーになったりするようになってきました。
そのような変化は、指導する私たちもうれしいことです。
チアダンスをやる子どもたちは元気で笑顔も多く、人前で自分を表現するのがとても上手です。指導者たちも、いつもポジティブ思考。そんな中でコミュニケーションをはかるうちに、自然とパワフルになり、協調性が身についていきます。
この醍醐味を、私はチアを通して伝えたいのです!
チアのレッスンは厳しく、難しいことも多いと思います。その中で、努力の積み重ねによって「できた」という達成感は何物にも代えがたいでしょう。その思いを大事にして、次に向かってまたがんばってほしい。
そして、ひとつの山を乗り越えたら、楽しみを見つけながらまた次の山に向かっていってほしい。そう、切に願っています。
★★★「Stars Smiley Spirits」バックナンバーも、ぜひご覧ください★★★
★1 かけっこの基本とは!? Stars Smiley流かけっこ教室のポイント。
★2 スキンシップの重要性。運動習慣は、生まれたときから。
★3 ボールひとつで無限大! 乳児期からはじめられる「家庭でできる運動あそび」のススメ!
★4 運動能力は、遺伝ではありません。
★5 はだしで遊ぼう! 五感の刺激で創造性豊かに。
★6 チアダンス・音源完成への道。
★7 おむつが外れると運動にも効果的! トイレトレーニングで深める親子のコミュニケーション。
★8 体力をつけるにはどうしたら? ~Stars Smileyチアダンスの現場からのアドバイス~
★9 【for Baby&Kids】太陽の下でたっぷり遊ぼう ~乳幼児期、よく眠るために~
★10 【NEW】インストラクターMinamiからのご挨拶と指導のモットー。
★11 【for Baby&Kids】「水が怖い」はお風呂で克服! ~幼い子の水遊びは段階を追って~
★12 【for Baby&Kids】小さな子どもの習い事、特定のスポーツに絞らないで!日本女子体育大学卒業大学卒業後、テーマパークでシンガー・ダンサーで活躍。未就園児の親子体操「ベビーチア」発案。日本チアダンス協会インストラクター、USAチアダンス協会インストラクター3級、幼児体育協会インストラター、新浦安RAINBOW SMILEY、幕張インターナショナル、スクール「Dolphins」、たまプラーザStars Smiley、恵比寿Stars Smiley、デイレクター兼チーフインストラクター 現在、チアダンス・ベビーチア、幼児体操、障がい児体操、スポーツの家庭教師、インストラクターとして活動。