-
未就園児の縄跳びあそび ~楽しく身につける縄跳びのコツ~
2018年11月13日 7:00 PM カテゴリー: 【コラム】Stars Smiley Spirits
こんにちは、Stars Smiley代表の村田綾子です。
紅葉が始まり、秋深くなってきました。寒くはなりますが、晴れた日は外でも元気に遊びましょう!
さて今日は、この季節にもピッタリ。未就園児の運動シリーズ第5弾「未就園児の縄跳びあそび」の紹介です。
縄跳びは室内でも外でも気軽にできる運動ではありながら、家の中では取り入れにくいものですが、ジャンプ力(脚力)もつきますし、これから冬に向けての運動として、お勧めです。
これまでの連載はこちら
① 未就園児のボールあそび ~赤ちゃんのときからボールに親しもう~
② 未就園児の跳び箱あそび~柔軟性&リズム感を身につけよう~
③ 未就園児の鉄棒あそび~つかむ・ぶら下がる経験を赤ちゃんの時から~
④ 未就園児のマット運動 ~小さい時から布団で楽しく練習~お子さまに合う縄跳びの選び方
2歳くらいになると、個人差はありますが、だんだんと両足をそろえてジャンプができるようになってきます。「縄跳び」を楽しく遊べる目安は、両足ジャンプ、と思っていると良いかもしれません。
未就園児のお子さまに縄跳びを選ぶ際、綿などでできた布製ロープで、適度な重さのあるものを選んであげましょう。小さいうちは、重さがある方が回している感覚がつきやすく、縄がよれにくいので、体が小さいお子さまでも扱いやすいのです。
長さの目安は、両手で縄を持ち、両足で真ん中を踏み、両手の持ち手をひっぱって胸の高さあたりにくるように調節します。
縄と仲良くなろう
①ジャンプをしてみよう!
まずは、縄を持たずに「タンタンタン」とリズムを取りながら、両足跳びをします。どんなスポーツにもリズムが必要ですが、縄跳びは特にジャンプのリズムが取れることが大事です。膝をしっかり屈伸しながら、両足ジャンプの練習をします。手でリズムをとりながら、ジャンプをすると楽しくできます。
②縄を飛び越えてみよう!
最初は、縄跳びを半分くらいに折って短くして地面におき、その上を両足で縄を踏まないように前に跳んだり、後ろに跳んだりします。それができるようになったら、ママやパパが縄をにょろにょろとへびのように動かしているところを跳んでみましょう。
③「カウボーイ」になって縄跳びを回す
片手で縄を持ち、縄を回す感覚をつかみます。私のレッスンでは「カウボーイ」と呼んでいます。
大人はつい「手首で回して」とアドバイスしがちですが、未就園児ですと、まだ末端の神経は発達していないので、大きな関節や、肩関節で回します。それでも関節の動かし方が未熟なので、なかなか真横で回すのは難しいでしょう。続けていくうちにだんだんに慣れてくるので、最初のうちはママやパパがお子さまの身体を動かしてあげると、感覚がつかめてきます。
④前跳びにチャレンジ!
③までがスムースにできていれば、両手で縄を持って後ろから前に縄を持ってくると跳ぶことができるようになっているはずです。
後ろから前に縄を回し、前に来たらぴょん、と跳んでみましょう。小さいお子さまは、その場跳びは難しいので、前に進んでいく遊びをします。跳びながら5メートル進めたらクリア、というふうに。
年長さんまでは布製縄跳びを使うことをおすすめしますが、二重跳びやはやぶさ(二重あや跳び)には、ビニール製やシリコン製の方がスピードが出ます。
⑤ロープ結び(片付け)は1歳から
縄跳びの後片付けの練習は、1歳から親御さんと一緒にやることができます。半分にした縄を丸くしてから交差させ、上側の端を下から通してキュっと結びます。
1歳から毎回一緒にやっていくうちに習慣となり、2歳では自分でお片付けができるようになります。
お子さまの力を信じて、小さいうちから良い習慣を身につけさせていきましょう。毎日練習すると成果があらわれる
幼稚園の年中さん以降で、まだ前跳びができないお子さまは、ぜひ、今日ご紹介したやり方を最初から丁寧にやってみてください。
「かけ足で縄跳びを回す」練習も取り入れていくと、より早く上達していきます。
縄跳びは、地道に練習をしないとできません。毎日練習すると、回すのがスムースになり、両足で跳ぶ感覚もしっかり身についていきます。
逆に、できないからと言って練習をしないでいると、いつまでもできません。続けることで「できない」が「できた」に変わる瞬間があります。親子で楽しく取り組んでみてくださいね。縄跳びあそびは、寒い季節でも体がポカポカ温まりますよ。
★★★「Stars Smiley Spirits」バックナンバーも、ぜひご覧ください★★★
★1 かけっこの基本とは!? Stars Smiley流かけっこ教室のポイント。
★2 スキンシップの重要性。運動習慣は、生まれたときから。
★3 ボールひとつで無限大! 乳児期からはじめられる「家庭でできる運動あそび」のススメ!
★4 運動能力は、遺伝ではありません。
★5 はだしで遊ぼう! 五感の刺激で創造性豊かに。
日本女子体育大学卒業大学卒業後、テーマパークでシンガー・ダンサーで活躍。未就園児の親子体操「ベビーチア」発案。日本チアダンス協会インストラクター、USAチアダンス協会インストラクター3級、幼児体育協会インストラター、新浦安RAINBOW SMILEY、幕張インターナショナル、スクール「Dolphins」、たまプラーザStars Smiley、恵比寿Stars Smiley、デイレクター兼チーフインストラクター 現在、チアダンス・ベビーチア、幼児体操、障がい児体操、スポーツの家庭教師、インストラクターとして活動。