-
【Stars Smiley Spirits】幼稚園選び ~お子さまの良さを引き出してくれる園を~
2020年3月26日 9:00 PM カテゴリー: 【コラム】Stars Smiley Spirits
こんにちは、Stars Smiley代表の村田綾子です。
今年は、コロナウイルスの拡がりで、小さなお子さまのいるご家庭は心配や不安の中お過ごしのことと思います。あっという間に3月が終わり、早くも新年度がはじまろうとしています。
さて今回は、来年の春以降に入園を迎えるご家庭に向けて「幼稚園選び」をテーマとしたコラムを書きたいと思います。
早速ですが、幼稚園はどのような基準で選びますか?
〇子どものために
「外遊びをたくさんできるところ」
「お勉強、英語も教えてくれるところ」
「庭が広いところ」
「行儀・しつけに厳しいところ」
「規則がゆるやかなところ」
「体育や音楽を教えてくれるところ」
「少人数、または大規模な園」
「ミッション系の園」
「縦割り学級を中心とした園」
〇親の視点から
「延長保育をしてくれるところ」
「バザーやPTA活動など、親の出番が多いところ」
「親の手伝い、出番が極力ないところ」
「給食、または弁当」
「バス通園、または家族による送り迎え」
ざっと挙げるだけでも、こんなに出てきました。
首都圏でも、泥遊びを積極的に取り入れたり園舎より、外遊び重視の「森のようちえん」やそれに準じた園を開いているところもあります。「子どもの良さを引き出してくれる」園選びを
共働きや小さなお子さまがいらっしゃるなどいろいろな家庭事情があり、ご家庭の方針もあるでしょう。
その上で、私としては「子どもに合う幼稚園」を選んであげてほしい、とお伝えしたいと思います。
たとえば、活発なお子さんが「お勉強を教えてくれて、行儀作法もきちんと見てくれる園」を選ぶと、どうなるでしょうか。親御さんや園の望む「きちんと座ってお勉強ができる」お子さんにもなるかもしれませんが、本来の活発さを持て余してしまうと思いませんか。
「運動をいっぱいできる園」、「走り回れるような広い園庭がある園」を選ぶ方が、お子さまの運動能力を伸ばしてあげられるかもしれません。特に活発なお子さまの場合、学校に入る前に思う存分体を動かす方が、発達にはとても良いのです。「活発すぎるから厳しくしつけてほしい」という思いで規則などに厳しい園に入れてしまうと、逆効果になりかねません。
家庭の方針や「こんな子に育ってほしい」という思いより、「子どもの良さを引き出してくれるような」幼稚園選びをしてあげてほしいのです。親としての園とのかかわり方
園と親のかかわりは、とらえ方次第でどんなふうにも変化します。
例えば、PTA活動が盛んな園では、親の出番は必然的に多くなります。毎日お弁当だったり、送り迎えなどもご家庭ごとにやるとなると、負担感も大きくなりますね。
でもPTA活動が多いと、園に親が行く機会が増えるので、参観日以外の子どもたちの普段の様子を見ることができます。先生方との距離も縮まり、一緒に育児をしている思いは倍増します。また楽しんで活動に参加することで、親御さんも生き生きしてきて、そんな親御さんを見るとお子さまもうれしいでしょう。
送り迎えを親御さんがする場合も、お子さまといろんな話をする時間となったり、園の先生とお子さまについて直接話す機会がたくさんあると考えると、プラスに転じます。
ところで、幼稚園生活がはじまってから、親御さんに気を付けてほしいのは、「お子さまの話を鵜呑みにしない」ということです。
お子さまを信じることは大切です。
でも、たとえば友達同士のトラブルについて、お子さまの言葉をそのまま受け取り、相手のお子さまに対して一緒に憤ってしまうと、親御さんの価値観を植え付けてしまいかねません。子どもたちは、親御さんに話すだけで安心し、翌日からまた仲良く遊べたりするものです。
しっかり目を見て話を聞き、お子さまの思いに共感してあげることがまず必要です。話を聞いて疑問に思ったり、解決しないトラブルだと感じたら、遠慮なく幼稚園の先生方に相談しましょう。一番大事なのは、お子さま自身
親の方針と園の方針が違う場合、文句を言おうと思えば、いくらでも文句を言うことはできます。
「土遊びが多く、洋服が汚される」
「参観日の回数が多いから大変」
などなど。
いろいろな親御さんがいるので、人付き合いも負担になることもあるかもしれません。
でも、なにより一番大事なのは、お子さん自身です。子どもさんがのびのび楽しんで生活できているなら、それに越したことはありません。
ぜひ親子で新しい環境を楽しんでほしいと思います。
★★★「Stars Smiley Spirits」バックナンバーも、ぜひご覧ください★★★
★1 かけっこの基本とは!? Stars Smiley流かけっこ教室のポイント。
★2 スキンシップの重要性。運動習慣は、生まれたときから。
★3 ボールひとつで無限大! 乳児期からはじめられる「家庭でできる運動あそび」のススメ!
★4 運動能力は、遺伝ではありません。
★5 はだしで遊ぼう! 五感の刺激で創造性豊かに。
日本女子体育大学卒業大学卒業後、テーマパークでシンガー・ダンサーで活躍。未就園児の親子体操「ベビーチア」発案。日本チアダンス協会インストラクター、USAチアダンス協会インストラクター3級、幼児体育協会インストラター、新浦安RAINBOW SMILEY、幕張インターナショナル、スクール「Dolphins」、たまプラーザStars Smiley、恵比寿Stars Smiley、デイレクター兼チーフインストラクター 現在、チアダンス・ベビーチア、幼児体操、障がい児体操、スポーツの家庭教師、インストラクターとして活動。