運動するときの服装~自分で服を選ぶ力をつける~

10月は、朝晩は涼しくても、昼間は夏のように暑くなるという日もあり、お子さまの服装や体調管理には気を配る必要がある時期ですね。
今日は、その中でも特に、運動するときの服装についてお話します。
運動時には下着なしで

暑い日のとあるレッスン。汗がしたたり、顔が真っ赤になってしまった生徒さんがいました。着ている服を見ると、運動服の下に下着をつけています。すぐに下着を脱がせました。
基本的に私のレッスンでは、冬であっても、下着はつけさせていません。
外が涼しくなったり寒くなったりしても、運動すれば大量の汗をかきます。汗をかいたらタオルで拭いたり、新しい服に着替えることをおすすめしています。下着は汗を吸うのには効果的ですが、汗がしたたるほど暑いときには、かえって下着が濡れているせいで水分の発散を防ぎ、体内に熱をこもらせてしまうのです。
また、涼しくなりはじめの今くらいの時期から、保温インナーを着るお子さまもいらっしゃいます。これからどんどん気温が下がり、2月ごろに寒さはピークを迎えるのに、今から暖かい恰好をしてしまうと、寒い時期に身体がついていかなくなってしまいます。
昼間は暑くなることもあるこの時期は、なるべく薄着をして、上に長袖のものを羽織るぐらいの服装の方が、体が少しずつ寒さや涼しさに慣れてくるものです。
赤ちゃんの時から薄着に慣れさせて

時々、室内であっても、足までくるむタイプの服を着て真っ赤な顔をしている赤ちゃんをみかけます。小さなお子さまは、新陳代謝が激しく体温が高いので、大人より1、2枚少ない衣類でも大丈夫です。
室内では体温調節できるよう、足先まで覆うタイプではなく、靴下を脱げば裸足になれるような服を着せてあげてください。
赤ちゃんの時から薄着に慣れさせ、温度に応じて着るものを増やしたり減らしたりしていくと、暑さや寒さに対応できる3、4歳になったら、自分で「暑いから上着を脱ごう」「下着は要らない」「寒いから上着を着よう」と判断できるようになるものです。
「風邪を引いてしまうから」と厚着させてしまうと、かえってお子さまのもっている体温調整能力を妨げてしまい、風邪を引きやすい体質になってしまうこともあります。
夜寝るときも、大人が思うよりも子どもの体は熱を発しているので、今の時期は特に、薄着で寝させるように心がけてほしいと思います。
布団や肌掛けを蹴り飛ばしてしまうこともあるので、腹巻でお腹だけは温めるなど工夫し、体温調整ができる環境を作ってあげてください。
身体の持つ力を信じて過保護にならないように

運動をするお子さまをもつ親御さんには、機会があれば、同じような運動に一度取り組んでみてほしいと思います。
運動でどのくらい体が温まり、汗が出るかを、身体で理解することができると思います。お子さまが体温調整能力など、本来持っている力はとても大きく、親御さんが気にしすぎて過保護になることで、かえってその能力を妨げてしまうとしたら、とても残念なことです。
気温差が大きなこの時期だからこそ、お子さまには思い切って薄着で過ごさせ、寒さに慣れる体づくりをしていきましょう。




