未就園児の鉄棒あそび~つかむ・ぶら下がる経験を赤ちゃんの時から~

すっかり秋らしくなりました。雲ひとつないような秋晴れの日は、公園に遊びに行きたくなりますね。そこで今回は、未就園児シリーズ第3段「未就園児の鉄棒遊び」をご紹介します。
最近の子どもたちは、鉄棒につかまるための握力や胸筋、腕筋が弱い子が多いように感じます。鉄棒につかまり、ぶら下がるための練習を、赤ちゃんのころから取り入れていってほしいと考えています。
つかむ練習、ぶら下がる練習

生まれて半年もすると、手を思うように動かせるようになり、だんだん小さなおもちゃを握れるようになってきます。これも鉄棒をするために、とっても大事な動き。少しずつ重いものに変えるなどして「つかむ力」をつけていきましょう。
うつぶせからずりばい、はいはいも、背筋や腹筋、胸筋などをつけるのに必要な過程です。つかまり立ちをしやすい物をなるべく減らし、たっぷりはいはいさせたいところです。
首や腰がすわったら、「高い高い」などで高低差の体験をさせてあげましょう。鉄棒の高さの恐怖が少なくなります。※お子様の落下や揺さぶられっこ症候群などにはご注意ください。
腕や手を持って、親御さんがぶんぶんと回す遊びも、ぶら下がる感覚を身につけることができます。ひじや肩を脱臼する心配もある動きですので、お子さまの様子をよく見ながら遊んでください。
私が「ぞうきん」と呼んでいる親子遊びがあります。

親御さんの腕をお子さまにつかませて、腹ばいのお子さまを引っ張っていくものです。ひじを伸ばし、しっかりつかむ練習ができます。
新聞紙を使った練習もおすすめです。

お子さまの手の大きさに合わせて、細く硬く巻いた新聞紙の棒を握らせ、親御さんが両端を持って持ち上げます。

10キロくらいまでのお子さまでしたら、この棒でしっかりとぶら下がる練習ができます。下にはマットなどを敷いて、落下してもけがをしないように気を付けてください。
鉄棒を使った練習

いよいよ、鉄棒を使った練習です。ゆっくりと、丁寧に取り組んでみましょう。
そこで未就園児の場合は・・・
①鉄棒にぶら下がってみる
最初は5秒から10秒つかまっていられたら次の段階へ! 足がつかない高さの方が、お子さまはがんばってぶら下がります。②鉄棒でお布団になってみよう!
鉄棒を順手で両手で握り、ママやパパがお子さまのちょうどおへその下あたりに鉄棒が来るように持ち上げます。それから腰を曲げ、顔を下に向けてお布団のような形をとります。お腹が圧迫されるので痛がることがあります。最初は短い時間にとどめましょう。また、この際に鉄棒から手を離さないことを何度も教えます。
鉄棒を嫌がるお子さまの場合は、前向きに抱っこした状態で、前に折れ曲がるようにしてみましょう。

親御さんと一緒の安心感で、体を曲げて逆さになっても恐怖心が和らぎます。「逆さ」を笑いながら楽しめるぐらいの練習ができると良いと思います。できたらたくさんほめてあげましょう。
③小鳥さんになってみよう!

お布団と途中までは一緒です。ママやパパが、お子さまのちょうどお腹に鉄棒が来るように持ち上げます。そのままひじをしっかり伸ばして、背中から足先まで斜めにまっすぐにして、電線の上に止まる小鳥のようになってみましょう。
④ここまでできるようになったら、前回りにチャレンジしてみましょう

ぶら下がった時に足が上に上がるお子さまの場合は、逆上がりからはじめる方が早くできることもあります。小さなうちに身体で覚えてしまうと、「逆上がり」は一生ものです。
上記の鉄棒を使った練習方法を動画でも確認できます! ぜひ、親子でご覧いただき、鉄棒にチャレンジしてみてくださいね♪
できたことを一緒に喜んで

恐怖心を抱いてしまったお子さまの場合は、簡単なぶら下がりの練習を重ねるだけで、徐々に恐怖が和らいでいきます。
鉄棒は、月齢・年齢でどんどん変わっていきます。少しずつの練習の積み重ねで、少し前までできなかったのに急にできるようになったり、嫌いだったはずなのに、好きになっていたり。その時だめでも、次はできるようになるかもしれない。
だから「よくここまでがんばったね、これができるようになったね」と、できたことを喜んであげてください。「諦めないこと」が肝心です。
晴れた日に、鉄棒のある公園でたっぷり遊びましょう。楽しく鉄棒遊びができますように!




