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【Stars Smiley Spirits】「スポーツリズムトレーニング」とは? ~リズムは、すべての運動の基本~
2020年2月17日 7:00 AM カテゴリー: 【コラム】Stars Smiley Spirits
こんにちは、Stars Smiley代表の村田綾子です。
今年の冬は、例年に比べると暖かい日が多かったですね。みなさんはどのように過ごしていますか? 暖かく過ごしやすいとは言え、冬らしいきりっとした寒さがないのは、少し寂しくも感じます。
さて、今日は「スポーツリズムトレーニング」についてお話しようと思います。
チアダンスではリズム感は絶対に必要なものですが、実は、なわとび、跳び箱などの体育活動でも、リズム感は重要です。鉄棒の逆上がりでも、リズム感がないと上手にできないことがあるのです。
逆に言えば、リズム感を身に着ければ、ダンス系のみならず、球技などいろいろなスポーツに取り組みやすくなります。より細かいリズムを身体に刻む
ラジオ体操、行進曲などでも分かるように、日本人には4拍子が合っているようです。外国人は8拍子、16拍子という細かいリズムを身に着けていますから、より細かい動きができます。
そこで4拍子の場合は、裏拍を使った動きを練習に取り入れましょう。裏拍を使うことで、動きを分解し、細かい動きを作りだすことができるのです。
私たちは未就園児の体操クラスで、このリズム感を養う体操を行っています。リズムへの固定概念のない小さなお子さまほど、リズム感を「身体で覚える」のに適しています。
レッスンは、- 拍子木を叩いてリズム感を身体で覚える
- そのリズムで「グーグーパーパー」と、足を閉じたり開いたりのジャンプ
- 音楽に乗りながら縄跳び遊び
- 線を床に引き、音楽に乗りながら、その線を両足で飛び越える
ジャンプトレーニングでリズム感がついてきたら、縄跳び、鉄棒へと練習を移行させていきます。サーキット運動も、リズムトレーニングの一貫で音楽に合わせて行います。「楽しく」運動を身に着ける
※「スポーツリズムトレーニング協会」から画像はお借りしました
リズムトレーニングを広める活動をしている「スポーツリズムトレーニング協会」(=SRT http://srt.or.jp/)によると、リズムトレーニングは、
- 「指示を聞く」「周りを見る」などの社会性が身につく
- 「音楽を聞きながら線を跳び越える」といった複数の課題を同時にこなすことで脳の発達にもつながる
- 「自分にできた」という喜びの積み重ねは、自己肯定感を高めることになる
昨年、私もSRTの講習を受講しました。Stars Smileyでは、もともと拍子木などのリズムトレーニングを行っていましたが、受講した内容を加えたことで、トレーニング内容がより深まりました。
チアダンスでも、幼児から小学校低学年のチームでリズムトレーニングを取り入れたところ、全体の動きが良くなってきていると実感しています。
年齢の大きな子のチームも、なるべく時間をとって取り入れていきたいと思っています。おわりに
音楽やリズムを取り入れたレッスンは、子どもたちの表情がとても生き生きしているのが分かります。
音楽を使うと、気持ちが上がります。アップテンポの音楽に合わせて身体を動かすと「楽しい」「うれしい」気持ちになってくるでしょう。特に小さいお子さまにとって、運動は「楽しい」と思うことがとても大事です。
リズム運動は家でも取り組みやすいものですから、小さなお子さまのいる方は、毎日の生活の中でぜひ取り入れてみてくださいね。
★★★「Stars Smiley Spirits」バックナンバーも、ぜひご覧ください★★★
★1 かけっこの基本とは!? Stars Smiley流かけっこ教室のポイント。
★2 スキンシップの重要性。運動習慣は、生まれたときから。
★3 ボールひとつで無限大! 乳児期からはじめられる「家庭でできる運動あそび」のススメ!
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★5 はだしで遊ぼう! 五感の刺激で創造性豊かに。
日本女子体育大学卒業大学卒業後、テーマパークでシンガー・ダンサーで活躍。未就園児の親子体操「ベビーチア」発案。日本チアダンス協会インストラクター、USAチアダンス協会インストラクター3級、幼児体育協会インストラター、新浦安RAINBOW SMILEY、幕張インターナショナル、スクール「Dolphins」、たまプラーザStars Smiley、恵比寿Stars Smiley、デイレクター兼チーフインストラクター 現在、チアダンス・ベビーチア、幼児体操、障がい児体操、スポーツの家庭教師、インストラクターとして活動。