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【Stars Smiley Spirits】未来で逞しく生きるチカラ=「非認知能力」をプレベビーチア&ベビーチアで育もう!
2019年7月27日 7:00 AM カテゴリー: 【コラム】Stars Smiley Spirits
こんにちは、Stars Smiley代表の村田綾子です。
梅雨も明け、暑さが急に増してきましたね。夏休みになり、子どもたちも元気に遊んだり、プールで泳いだりと、楽しく過ごしていることでしょう。
さて、今世界中で「非認知能力」が注目され、日本でも、国を挙げて非認知能力を高めるための幼児教育に力を入れ始めています。
「非認知能力」とは、計算や文字を読む、図形を見るなどの「認知能力」(IQ)と異なり、数値では表せない、“人とのコミュニケーション能力”や“目的を達成しようとする力”、“集中する力”などのことを指します。
未就学の時から、非認知能力を念頭に置いた教育をすることで、大人になったときに、より生きやすくなったり、能力を生かした仕事に就きやすくなったという研究結果も出ています(「ペリー就学前プロジェクト」。アメリカのミシガン州で行われている、1960年代から現在まで続く調査)
実は、この「非認知能力」、Stars Smileyのプレベビーチアやベビーチア(どちらも未就園児の体操プログラム)でも自然と取り入れられています。
そこで、本日はプレベビー&ベビーチアと非認知能力の関係について、お話しようと思います。粘り強さ、集中力、他人との交渉能力
歩きはじめてまだヨチヨチのころに、親とは違う人からなにかを習う、ということは、家庭のルールとは異なる人と接することで、社会性のひとつでもあります。
プレベビーチアでは、木登りや水遊びなど、お母さんとはやらなかった遊びをやることもあります。それは大きな刺激となることでしょう。
そして私たちは、子どもたちの「やりたいこと」はどんどんやらせるということを大事にしています。他人である先生に「今日やりたいこと」をアピールすることは、「他人と交渉する力」を身に着けることにつながっていくのです。
幼稚園の子が通うチアダンス教室になると、1時間は先生の指示に従って動くことになりますから、子どもたちは集中力がつき、粘り強くなっていきます。特に年少さんはまだ幼いので集中力はもちませんが、飽きないように10分づつのプログラムを準備します
プログラムの流れは毎回同じで・・・- 入室
- 体操、ダンス、遊び
- あいさつ
- チア
- ダンス
- 休憩
- 親の体操。その間、子どもたちはお遊び
- サーキット(いろいろな遊具や運動を組み合わせて、同じコースをぐるぐる回る遊び方)
- 整理体操
- 終了
友達とのけんかと、その解決
プレベビーチア&ベビーチアでは、子ども同士のケンカはOKというルールがあります。小さな子に手を出すのはダメですが、ケンカの中で交渉し、解決に向かってほしいという思いがあります。
2、3歳でも自分の気持ちをお話することができます。しゃべることで解決することもあるのです。それでも言葉が足りなくて相手に危害を加えてしまいそうなときは、スタッフが仲介に入ります。子どもが泣き続けていたら、いったん教室の外に出て、落ち着かせてから話を聞きます。
大事なのは「その場で解決する」ということです。大きくなるにつれて、言葉で解決する能力はどんどんアップしていきます。外と中、メリハリつけて
プレベビーチアでは、外遊び(公園など)と室内遊びを行って、メリハリをつけています。
公園では、自由に遊ばせる中で知らない子と遊んだり、小さな子と遊んだりします。その中で小さい子への配慮や、リーダーシップ、まとめる力を身に着けることにつながります。
室内遊びでは、絵や制作、手遊びやひも通し、ビー玉移しなどを行いますが、運動のあとにやると、とても集中します。これに参加することで、日常の遊びの参考になるとおっしゃる親御さんも多くいらっしゃいます。思っていることを伝えるために
私たちはまた、表現力を身に着けてほしいと願っていますが、そのためには、「正しい言葉」「正しい行動」を使えるようにすることも大事にしています。
たとえば・・・
- 先生には「ばいばい」ではなく「さようなら」。
- スタジオに入ったら、靴をきちんとそろえる。
- 縄跳びは終わったあとに、きちんと結んで片付ける。
- なぜ、この行動をしたのか、ということを、子どもの口で説明させる。
幼くても、表現したいこと、気持ちを理論立てて話すことはとても大事なことです。
また、靴や縄跳びのように、物を管理することは、ひいては「自分」を管理することにつながると、私は考えています。同時に、物を大切にすることで、責任感も養うことができるでしょう。
そして、「できたことはほめる」大事なことですが褒め方がとても重要です。単に「上手だったね~」というのではなく、どこがどのように良かったか、きちんと伝えることで、子どもたちの自信につながり、次への意欲もわきます。
インストラクターは、ほめる時には達成感につながるように上記のことを意識しながら声をかけています。「非認知能力」を高める場は、家庭でも
「非認知能力」は、このように、遊びの中で自然に身についていくものでもあります。習い事をしたからといって身につくというわけではないと私は思っています。非認知能力を高める教室に通うことも悪くはありませんが、家庭でもどんどんやっていってほしいと思います。
鉄棒や縄跳びなど、できなくて泣いてしまっても「ここまでできたんだからすごい」と伝え、努力したから、このように結果が出たんだと励ましてあげましょう。
親御さんが物事を前向きにとらえて受け入れると、子どもたちには伝わりますよ!
★★★「Stars Smiley Spirits」バックナンバーも、ぜひご覧ください★★★
★1 かけっこの基本とは!? Stars Smiley流かけっこ教室のポイント。
★2 スキンシップの重要性。運動習慣は、生まれたときから。
★3 ボールひとつで無限大! 乳児期からはじめられる「家庭でできる運動あそび」のススメ!
★4 運動能力は、遺伝ではありません。
★5 はだしで遊ぼう! 五感の刺激で創造性豊かに。
日本女子体育大学卒業大学卒業後、テーマパークでシンガー・ダンサーで活躍。未就園児の親子体操「ベビーチア」発案。日本チアダンス協会インストラクター、USAチアダンス協会インストラクター3級、幼児体育協会インストラター、新浦安RAINBOW SMILEY、幕張インターナショナル、スクール「Dolphins」、たまプラーザStars Smiley、恵比寿Stars Smiley、デイレクター兼チーフインストラクター 現在、チアダンス・ベビーチア、幼児体操、障がい児体操、スポーツの家庭教師、インストラクターとして活動。