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未就園児からのウィンタースポーツ ~お子さまと、スキー場やスケート場に行こう~
2019年1月11日 10:00 AM カテゴリー: 【コラム】Stars Smiley Spirits
こんにちは、Stars Smiley代表の村田綾子です。
年が明けてから2月の終わりぐらいまでは、寒さが最も厳しい季節ですね。関東地方でも雪のニュースが入るようになってきました。
そこで本日のコラムは、『ウィンタースポーツ』のお話です。冬のスポーツといえば、スキー、スノーボード、スケートがまず思い浮かびます。小さいお子さまですと、本格的なスポーツではなくても、小さな雪だるまを作ったり、雪玉を作るだけでも楽しい運動になります。自然の中で五感に刺激を
スポーツインストラクターとして、私は「自然の中に身を置いて、五感を刺激してほしい」、という持論があります。
四季それぞれの空気、状態を身体全体で感じること。山や海、公園であっても、本物の自然の中で五感が刺激されることで、運動の基礎を作ることができると考えているからです。
東京都内にいて雪に触れる経験はなかなかできませんが、多少寒くても、まず外に出て「寒さ」を知りましょう。そしてチャンスがあれば、ぜひ雪山に連れて行ってほしいと思います。
- 雪の上に立つと、滑る
- 雪は、触ると冷たい
- 天気のいい日に雪山に行くと、寒くないどころか、暑くて汗をかくこともある
- 寒い朝、公園などに行くと霜柱が立っていることがある
そんな経験を子どもたちには知ってほしいのです。雪山で小さい子はどんな遊びを?
まだスキーなどをできない小さなお子さまも、スキー場ではいろいろな遊びができます。たいていのスキー場にはキッズパークがあり、無料でそりを貸し出してくれるところもあります。
新雪のある場所では、砂場遊びのように小さなスコップやバケツで雪遊びをすることもできますね。雪遊びグッズも貸し出しがあったり、ショップでも、雪玉作り器などいろいろなものを売っています。
雪だるまも、新雪を転がして作ることであっという間に大きなものができます。親御さんも童心にかえって、親子で一緒に楽しめるのではないでしょうか。
初めての雪山は寒さで嫌がったとしても、1年目に雪で遊んだ経験をもつことによって、2年目には自分からそりを引いて遊びはじめたりと、経験の積み重ねによって、大きく成長する姿も見られると思いますよ。
また、着るものも楽しい雪遊びには重要です。あまり出番がないため、買うのを渋りがちなスキーウェアや雪用の手袋ですが、一つあるだけで雪の公園でもスケート場でも、痛みや寒さを忘れて楽しく遊べますから、ぜひ一着、お子さまのために購入してあげてください。スケートあそび
Smiley Houseでは、ベビーチアの一環として、2、3歳のお子さまを対象に毎年「長ぐつスケート教室」を開いています。プロのスケート選手に指導してもらいながら、リンクを貸し切って長ぐつでスケート場の氷に慣れてもらいます。
スキーウェアを着て参加してもらうので、転んでもあまり痛くなく、恐怖心をあまり持たずにリンクに慣れることができます。最初はヨチヨチ歩いていたお子さまも、終わるころには楽しく滑れるようになるので、人気の教室です。
長ぐつスケートはこのように特殊な場合にしか経験できませんが、もし足のサイズに合ったスケート靴を借りることができるようでしたら、ぜひ2枚刃の安定したスケート靴でスケートを経験してみてほしいと思います。
地上でバランスを取る練習がしっかりとできていれば、氷上でバランスを取るのも早くなります。バランスを取るのが難しく、すぐに転んでしまう場合でも、まずはチャレンジさせてあげることが大事です。その際、親御さんもある程度お子さまを支えられるぐらいの技術はもっていた方が良いでしょう。
また、ショーや競技などのフィギュアスケートを実際に見せるのも、上達の近道です。どんなスポーツにも言えることですが、本物を見ると、風を切る音や迫力ある動きを体感することができるのでおすすめです。親子で楽しく取り組もう
私自身、長女が3歳のころから一緒にゲレンデに行っていますが、「新潟県湯沢のガーラ湯沢スキー場」、「岩原スキー場」は駅からアクセスが良く、都心から行くにはおすすめです。特に岩原スキー場はキッズパークが無料で使えるので、小さなお子さまには遊びやすいでしょう。
また、同じ湯沢の「NASPAスキーガーデン」は、スキー専用ゲレンデがあるので、ファミリーで使いやすいと思います。
身体の発達などを考えると、スケートは2歳ごろ、スキーは4歳ごろから楽しめるようになりますが、一番大事なのは、親子で楽しめるかどうかです。
親御さんが楽しく取り組んでいれば、お子さまも自然と楽しくなることでしょう。まずは身近な公園などから、そしてぜひご家族で雪山にも行って、冬ならではの、たくさんの経験をさせてあげてくださいね。
★★★「Stars Smiley Spirits」バックナンバーも、ぜひご覧ください★★★
★1 かけっこの基本とは!? Stars Smiley流かけっこ教室のポイント。
★2 スキンシップの重要性。運動習慣は、生まれたときから。
★3 ボールひとつで無限大! 乳児期からはじめられる「家庭でできる運動あそび」のススメ!
★4 運動能力は、遺伝ではありません。
★5 はだしで遊ぼう! 五感の刺激で創造性豊かに。
日本女子体育大学卒業大学卒業後、テーマパークでシンガー・ダンサーで活躍。未就園児の親子体操「ベビーチア」発案。日本チアダンス協会インストラクター、USAチアダンス協会インストラクター3級、幼児体育協会インストラター、新浦安RAINBOW SMILEY、幕張インターナショナル、スクール「Dolphins」、たまプラーザStars Smiley、恵比寿Stars Smiley、デイレクター兼チーフインストラクター 現在、チアダンス・ベビーチア、幼児体操、障がい児体操、スポーツの家庭教師、インストラクターとして活動。