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早ければ3歳から乗れる! 補助輪なしの自転車に乗るための練習方法とコツ。
2018年12月21日 8:00 PM カテゴリー: 【コラム】Stars Smiley Spirits
こんにちは、Stars Smiley代表の村田綾子です。
1歳のお子さまのお誕生日やクリスマスのプレゼントに「三輪車」を贈るというご家庭の話をよく聞きます。
「三輪車」を上手に選んだり、2歳前後からペダルなしの自転車に親しんでいると、自転車に早く慣れ、上手になります。
今日は三輪車、ペダルなしの自転車、そして自転車の乗り方についてのお話です。三輪車は漕ぐ力を養う
我が家もご多分に漏れず、長女には1歳の誕生日で「三輪車」をプレゼントしました。三輪車をお店に見に行くと、後ろにバーがついていて、親が後ろからベビーカーのように押して、方向や速度を調整できるようなものが主流でした。
後ろから操作するタイプの三輪車は、親御さんにとってもお子さまにとっても、快適で動きやすいものです。
でも私は、三輪車は「自転車に乗る」ための通過点としてとらえています。しっかり漕ぐ力をつけてほしかったので、重い金属のペダルがついていて、バーは操作するためというより、いざという時に車体を止めるためだけについているものを選びました。
漕ぎ出しには力が必要ですが、これをクリアしておくと後の自転車の漕ぎ出しがスムーズになります。そして右や左へ自分の行きたい方向へハンドルを操作できるのは、次のステップへの大きな一歩になります。バランス感覚を養うペダルなし自転車
ところで最近は、三輪車は購入しないで、ペダルおよびブレーキなしの自転車を購入されるご家庭も増えています。
ペダルなし自転車の代表格に「ストライダー」があります。ブレーキもペダルもなく、足で地面を蹴りながら進むもので、誰でも直感的に操作でき、自然とバランス感覚が向上する乗り物として支持を得ています。
2歳の誕生日プレゼントや、2歳に近いクリスマスのプレゼントにしても良いですね。
足で地面を蹴り、時には両足が浮くこともある「ストライダー」は、バランス感覚が養われるため、自転車にすぐに慣れ、補助輪が外れるのも早いと言われています。
長女は1歳半から「ストライダー」を乗りこなしていたためか、4歳の誕生日前には、補助輪なし自転車に10分ほどの練習ですぐに乗れるようになりました。
「ストライダー」はおすすめの道具ですが、公道での乗車は禁止ですので、ヘルメットをつけて安全な場所(公園など)で練習してくださいね。自転車の乗り方、教え方
3、4歳くらいになったら、補助輪付きの自転車を使って、自転車の練習をはじめてみましょう。三輪車や「ストライダー」などを経験していれば、慣れるまでの時間が短くなると思いますが、もちろん経験なしでも練習すれば上手になります。
まず「自転車(交通)公園」などでお子さまが自転車に慣れてから、自転車を購入しても良いかもしれません。最初は、お子さまには少し小さいかな?と思われるようなサイズから乗りはじめると、すべての操作がスムーズになります。
漕ぎ出しや、バランス感覚をつかむのが上手になってきたら、いよいよ自転車の補助輪なしに挑戦です。
次のステップを踏んでいきましょう。
①自転車を押して歩く
押して歩きながら、カーブの曲がり方、転んだ時の自転車の支え方、起こし方などをグラウンド1周程度行います。
②自転車にまたがって地面を蹴り、ブレーキなどを操作してみる
ここではブレーキの感覚や自転車の重さなどを体感しながら、バランスよく自転車にまたがって地面を蹴ることを意識します。
③ペダルを漕ぐ練習をする
- お子さまには、ペダルを漕ぐということに集中させます。
- お子さまが持っているハンドルをお子さまの手の上から一緒に握ります。
- ママやパパは、自転車の後部にまたがりながら、ハンドル操作をして一緒に走ります。
- だんだんにお子さまの手から腕、肩へとサポートする位置を変えながら、自然にハンドル操作ができるように導きます。
- そのうちに、漕ぐこととハンドル操作が同時にできるようになっていきます。
④自分の力で漕いでみる
- 肩をサポートする程度でバランスを崩さなくなったら、親御さんは、自転車の後ろを軽くもちましょう。
- お子さまが漕ぎ出す練習を見守りながら、親御さんは少しずつサポートの手を緩めていきます。
③④を繰り返しているうちに、あっという間にサポートなしで乗れるようになりますよ。公道のルールを教えて
自転車に乗れるようになったら、いよいよ公道での練習です。はじめは親御さんは、自転車の横に並行して歩いて見守ります。
一緒に移動しながら、信号や横断歩道でのルール、自動車との路上でのかかわりについて説明してあげてください(自転車は軽車両です)。そして、自転車の扱い方、スタンドの立て方、ブレーキの掛け方なども教えていきましょう。
春が来れば、家族で河原や郊外でのサイクリングも楽しめますね。自転車に乗って、気持ちの良い風をお子さまにも体験させてあげましょう!!
★★★「Stars Smiley Spirits」バックナンバーも、ぜひご覧ください★★★
★1 かけっこの基本とは!? Stars Smiley流かけっこ教室のポイント。
★2 スキンシップの重要性。運動習慣は、生まれたときから。
★3 ボールひとつで無限大! 乳児期からはじめられる「家庭でできる運動あそび」のススメ!
★4 運動能力は、遺伝ではありません。
★5 はだしで遊ぼう! 五感の刺激で創造性豊かに。
日本女子体育大学卒業大学卒業後、テーマパークでシンガー・ダンサーで活躍。未就園児の親子体操「ベビーチア」発案。日本チアダンス協会インストラクター、USAチアダンス協会インストラクター3級、幼児体育協会インストラター、新浦安RAINBOW SMILEY、幕張インターナショナル、スクール「Dolphins」、たまプラーザStars Smiley、恵比寿Stars Smiley、デイレクター兼チーフインストラクター 現在、チアダンス・ベビーチア、幼児体操、障がい児体操、スポーツの家庭教師、インストラクターとして活動。