おもちゃの選び方 ~少ないおもちゃで、考える力を育てよう~

6月だというのに、夏のさなかのような暑さですね。でもせっかくの好天気。体調管理をしながら、外でも楽しく遊びましょうね!
さて、今日は「おもちゃの選び方」についてのお話です。
おもちゃに性差は関係ない

周囲を見回すと、2歳前後のお子さんのいるご家庭で、男の子は電車、女の子はお人形、と、性差によって与えるおもちゃの傾向が決まっていることが多いように感じます。でも私は、性差で与えるおもちゃの選択肢を変えるのは、もったいないな、と思います。
私にはふたりの娘がいますが、小さいときから、女の子も男の子も関係のないおもちゃを使っていました。
ブロックだけではなく、ミニカーやプラレールもあり、特にプラレールをつなげるのが楽しくて、飽きずに取り組んでいたものです。同じプラレールでも、男の子は車輪の構造を見ようとし、女の子は組み立てて電車を走らせる「流れ」を楽しんだりという傾向は見られましたが、一緒に遊ぶのも楽しそうでした
子どもたちは、ブロック遊びや砂場遊びを通して、考えながら何かを作りあげる力を身に着けていきます。
おままごとを好きな男の子も少なくありません。「男の子がままごとを?」と困った顔をする親御さんもいらっしゃいますが、ままごとからいろんな遊びが広がっていくものです。日常生活において、料理はとても身近な存在。まねをして自分でやって、表現してみたい時期というものが、子どもにはあります。親のやっていることが、そのまま遊びに発展していくわけです。そこに男女の性差は関係ありません。
お料理に興味を持つと、お手伝いもしてくれるようになります。100円ショップでお料理に使う道具はたいてい揃いますから、「本物の道具」を使った遊びをぜひお子様に勧めてあげてください。
出来合いのおもちゃを与えても身近なもので遊ぶことが多かったりしませんか?
例えば、3才を過ぎてシールを張ったり、ハサミを使えるなら、廃材(ヨーグルトのカップとかラップのしん)とかで自由に工作したりするのも楽しいですよ。手仕事ができるようなカップ容器や箱などをとっておいて、素材から遊びを見つける環境をご家庭で整えてあげましょう。
もう少し大きくなると、今度は、勝ち負けのあるゲーム性のあるものに興味を持つようになります。負けたときに泣いてしまうのは、闘争心や負けず嫌いの気持ちが育っているから。「泣かないで」と否定せず、お子さまの悔しい気持ちを丸ごと肯定してあげましょう。
なければない、で作り出す力

人形遊びは、着替えさせたり、お家を作って遊びながら、自分でストーリー(背景)を考えることができます。人形遊びの道具や家などの小物はたくさん販売されていますが、全部そろえる必要はありません。
「物を大切にする心」を育てることにもつながりますが、何より子どもたちは、「なければない、で、あるものから自分たちで作り出す」力を持っています。
「なければない、で作り出す」精神は、キャンプや公園遊びでも役立ちます。この力は、実際に手を動かし、「考える」ことで身についていくもの。おもちゃはなるべく少ない方が良いというのは、私の持論でもあります。
電子ゲームは否定しませんが、「見て体験した気になる」ものより、「自分の手足で体験し、考えていく」方が、より考える力が育ちます。電子ゲームをもつなら、そのあたりを念頭に、親子で一定のルールを共有することは大事なことだと思います。
おもちゃをほしがるから、と何でも与えるのではなく、少ないおもちゃでいろいろな遊びを考える機会を与えてみましょう。お子さまが「自分で考えて、何かを作り出す時間、発見の喜び」をゆっくり見守ってあげてくださいね。




