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【Bright Star vol.7】 Risa~「楽しい」の思いでチアも留学もスピーチも両立。(前編)
2020年10月31日 7:00 PM カテゴリー: 【Bright Star】チアで輝く子どもたち
こんにちは、Stars Smiley代表の村田綾子です。
チアで輝いている人にスポットライトを当てて、その生き方、考え方、チアへの思いなどをご紹介するコラム「Bright Star」。
7人目は、15年前に幕張インターナショナルスクールでクラブとして設立されたドルフィンズの立ち上げメンバーで、卒業した現在もアシスタントとして教えに来てくれているRisaさんです。
Risaさんは、一言でいうと「チア・スピリットを生きている人」。
チアダンスに対する情熱はもとより、小さな子たちに対して面倒見がよく、コーチなど目上の人へは礼儀正しく、なにより、いつでも感謝の気持ちを忘れず、周囲の多くの人を元気づけ、楽しい気持ちにさせてくれるダンサーです。
Risaさんはどんな風にチアとかかわってきたのでしょう。前編では、幼少期から高校生までを振り返っていただきました。
「Bright Star」とは・・・
Stars Smileyを代表する「Bright Star=輝く人・子ども」をご紹介するシリーズコラム。さて、どうしたらみんなに尊敬されるチアリーダーになれるのでしょうか? その子の生い立ち、親の関わり方、転機が訪れた時などをひも解きます。やりたいことはなんでも挑戦させてもらえた。
――小さいころはどんなお子さまでしたか?
(Risa) 普段は、よく人見知りをしていましたが、ステージでチアを踊るのはとても好きでした。10歳年下の弟のことは、よくお世話していた記憶があります。昔の弟の写真を見ると「かわいかったなー」と懐かしく思います。
チアダンス以外では、スキューバダイビングが大好きです。父がインストラクターのライセンスを持っていて、家族全員父に認定してもらいました。今度、みんなで潜ってみたいです。
(母) 幼い頃は、人と合わせるということがあまり得意ではなかったと記憶しています。チアを通じて、自然と協調性が身についたと思っております。
(Risa) それから、やりたいことはなんでも挑戦させてもらえました。「継続することの大切さ」はよく言われていました。
――親御さんは、育児のこだわりなどはあったのでしょうか?
(母) 特にこだわっていたとは思いませんが、「過ぎてしまった時間は返ってこない」といつも思っていました。
本人がやりたいということはすぐにやらせてあげる。その年齢に応じた感じ方があるので「まだ早いから」と言ってあきらめさせることはありませんでした。当然親も大変ですが、一緒に苦労して成長してきた事実は大人になっても間柄に大きく影響していると感じています。「本当に楽しんでいた」中・高校生時代。
――チアダンスとの出会いは?
(Risa) 幕張インターナショナルスクール在学中(10歳のとき)に、友人のお母さまの協力でドルフィンズが創立され、メンバーにならないかと誘ってもらいました。ダンスを習ってみたかったからだったと思います。友だちからチアの楽しさを聞いていたのもあったと思います。
――チアダンスを通して、変わったことや良かったことはありますか?
(Risa) (進学した)中・高でもチアダンス部に入り、一生懸命練習した甲斐があって満足いく結果を得ることができました。一生の仲間に出逢い、大会に向けてチーム一丸となって練習した日々は良い思い出です。
(母) チームは学年混合なので、仲間として下級生や上級性と接してきた経験は今に生きていると思います。また、高校でアメリカ留学をした際には、現地での活躍を地元のテレビ局に取り上げてもらえました。グローバルな競技であることもチアの魅力だと感じています。
――大会への準備には、どんな思い出がありますか?
(Risa) 大会に向けて振り付け練習するのはもちろん、衣装や小道具の準備もありました。私は衣装係だったので、コーチと話し合いを何度もして、納得いくものを準備するのに母にとてもお世話になりました。家族の協力と理解があったからチアダンスを続けることができました。
――お母さまから見て、娘さんの中高生での変化や想い出に残っているエピソードがあれば教えてください。
(母) 中学・高校とチアダンスを続けてきて親として感じていたことは「本当に楽しんでいる」ということです。
部活の多くの生徒さんが中学や高校からチアをはじめる中、小学生からチアダンスに親しんでおりましたので、表現を広げてみたり、ときには振り付けを考えたりしていました。自分で考えた振り付けで演技をするのはとても充実していて大変楽しそうでしたね。
――部活でチアダンスをしていたときの一週間のスケジュールを教えてください。
(Risa) 大会前以外は、木曜日と日曜日は休みでした。平日は16時から19時までが練習で、土曜日は授業が半日だったので練習が長かったです。
大会前は、朝練、昼練、放課後の練習を毎日する時もありました。チアの他には私は、英語のスピーチコンテストに出場していました。
――チアの練習もハードだったと思いますが、英語のスピーチコンテストの参加もすごいですね! 英語のスピーチコンテストに出る目的や目標などはありましたか?
(Risa) チームメイトが理解してくれたことで両立することができました。放課後は練習を優先していましたが、必要なときはお休みさせていただきました。
スピーチコンテストに出場した目的は、高校での留学で感じたことをシェアしたかったからです。日本ではまだ珍しい特別養子縁組についてスピーチをしました。
――チアと英語のスピーチコンテスト、一見違うジャンルにも思いますが、ひとつの目標に向かって努力して結果を出すということに変わりはないと思います。その努力ができる根底には何があると思いますか?
(Risa) 楽しんでやっていたということだと思います。チアダンスもスピーチも自分が好きなことだったので苦になりませんでした。
――アメリカ留学中にチアチームの練習にも参加していたと伺いました。本場のチアチームでの練習、素晴らしいですね! そのときのことで、特に思い出に残っていることや日本との違いを具体的なエピソードを交えて教えていただけますか?
(Risa)アメリカでは学校のバスケ部の応援とハーフタイムでのパフォーマンスをするダンスチームに所属していました。
チアダンスだけではなくジャズやヒップホップも習え、ダンスの幅が増えたのが良かったです。また、肩の力を抜いて純粋にチームメイトとダンスを通じて過ごす時間を楽しむことが出来た点が良かったです。前編のおわりに。
お話をうかがっていると、「楽しい」「好き」というキーワードが何度も出てきました。
周りから見ると大変そうだと思うことでも、明るく前向きに乗り越えてこられた様子が目に浮かびました。
後編では、チアをやってきてくじけそうになったエピソードや、後輩へのメッセージを聞いていきます。お楽しみに!
★★★「Stars Smiley Spirits」バックナンバーも、ぜひご覧ください★★★
「Stars Smiley Spirits」とは、基礎体力・表現・奉仕の精神を柱に、グローバルに活躍できる人材を育てるためのナレッジを紹介したコラムです。
日本女子体育大学卒業大学卒業後、テーマパークでシンガー・ダンサーで活躍。未就園児の親子体操「ベビーチア」発案。日本チアダンス協会インストラクター、USAチアダンス協会インストラクター3級、幼児体育協会インストラター、新浦安RAINBOW SMILEY、幕張インターナショナル、スクール「Dolphins」、たまプラーザStars Smiley、恵比寿Stars Smiley、デイレクター兼チーフインストラクター 現在、チアダンス・ベビーチア、幼児体操、障がい児体操、スポーツの家庭教師、インストラクターとして活動。