-
【Bright Star vol.6】Yuri~ひたすら練習を重ねる努力家(前編)
2020年1月26日 11:00 AM カテゴリー: 【Bright Star】チアで輝く子どもたち
こんにちは、Stars Smiley代表の村田綾子です。
チアで輝いている人にスポットライトを当てて、その生き方、考え方、チアへの思いなどをご紹介するコラム「Bright Star」。
6人目は、小学校4年生で、新浦安Rainbow Smileyの大会選抜チーム『TOPAZ mini』でキャプテンを務めているYuriさん。
思えばYuriさんは、チアをはじめた幼稚園のころから「輝き」を放っていました。このところは、努力を惜しまない真っすぐな姿勢、センターで踊るときも気おくれしない度胸の良さなどで、ますます「輝き」を増しているように思います。
一年生から選抜チームの中でもまれてきたためか、アドバイスも言葉選びも的確。Yuriさんの周囲にはいつも年少の子どもたちがアドバイスを求めて集まっている印象です。
今はキャプテンとして、自分の内面とも向き合うようになっているYuriさん。前編の今回は、お母さまと本人に、幼少期のことを聞きたいと思います。
「Bright Star」とは・・・
Stars Smileyを代表する「Bright Star=輝く人・子ども」をご紹介するシリーズコラム。さて、どうしたらみんなに尊敬されるチアリーダーになれるのでしょうか? その子の生い立ち、親の関わり方、転機が訪れた時などをひも解きます。歌ったり、踊ったり、そして外遊びが大好きな幼少期。
――小さいころはどんなお子さまでしたか?
(Yuri) 外遊びが大好きで、公園で遊んでいたと思います。家の中でも走り回っていました。ディズニーのショーやパレードを見に行くことがなによりも楽しみで、最前列に座って、踊ったり、歌ったりしていました。
(母) 3人兄弟の真ん中です。いとこも含め、年の近い男の子の中で育ってきたので、女の子遊びよりも男の子遊びを多くしてきたと思います。
お兄ちゃんとはライバル関係で、どんなことでも対抗意識を燃やし、同じことをやりたがりました。家の中では、アイドルグループの歌を歌いながら飛んだり跳ねたりしていて、家の中でもよく走っていまいた。座っているのは弟の面倒を見てるときくらいで、ミルクをやおむつ替え、お風呂など弟のことはなんでもしてくれました。
「毎日、抱きしめていた」幼少期
――しっかりもののお姉さんという家での様子が浮かびますが、育てていく上で、心がけていたことはありますか?
(母) 2歳差の兄と弟がいるので、小さなころから一人ひとりにかけられる時間は少なかったと思います。その中で大事にしてきたのは、「会話」。そして、「抱きしめること」です。保育園に通っていたので、帰宅から寝るまでの3、4時間で一日の出来事を聞き出し、毎日抱きしめていました。
三人が一気に話しはじめるので、子どもたちからは全然聞いてないと言われてますが(笑)
なんか様子がおかしいなー、と思ったら、まず抱きしめてスキンシップをとり、話ができるような環境を作るようにしてきました。とことん話をして気持ちに寄り添えるように、または、大事なことは理解するまでしっかりと伝え、最後は思い切りまた抱きしめる。それでも足りなそうなときは、二人きりになる時間をつくっていました。
それは今も出来る範囲で続けています。とてもありがたいことに、レインボーには本音で話をしてくださる先生と優しく抱きしめてくれる上級生やママたちがチームにたくさんいて、娘にとって家に近い環境なのかもしれません。たっぷりと甘えさせてもらっています。
そしてもうひとつが、「なにごとにも挑戦し一生懸命取り組むこと」。
本人がやりたいということはなんでもやらせました。その代わり、やる前に必ず話をして、どうしてやりたいのか本人の意思をしっかり確認してからスタートさせるようにしてきました。本人が楽しみながら一生懸命がんばっていることは、私もサポートし一緒に楽しんでいます。チアダンスとの出会い。
――時間と愛情をかけ、お子さまたちと深く向き合っている様子が伝わってきます! チアとはどのように出会ったのでしょうか。
(Yuri) 公民館で行われた、レインボースマイリーの体験会です。かわいい衣装を着て上手に踊っているお姉さんたちを見て、「私もやりたい!」とママにお願いしました。ポンを持って踊ることが楽しくて、上手になりたいと思って上手な子の真似をたくさんしました。
(母) 体操教室に通わせていましたが、元気が有り余っていたので、もっと体を動かせるものを探していました。ある時、体験会の案内を目にし、足を運びました。体験会の当日は、私から離れず泣いていたのに、曲がかかるとニコニコして踊りはじめ楽しそうにしていたのを覚えています。泣いていたのに、音楽がかかると楽しそうに踊り出して。
Yuriさんが、幼稚園年中で初めて体験に来たときのことを、私もよく覚えています。前半はずっと泣いていて、ほとんど練習に参加できなかったYuriさんが、音楽がかかると急に生き生きとしてきて、泣いていたのが嘘のように楽しそうに踊りはじめたのです。
お母さまは帰り際、「とても楽しんでいたので、また来ます」とおっしゃるので少し驚きましたが、確かに2回目には、ニコニコして参加するようになっていました。
年長で側転が上手にできるようになったり、チアダンスのいろいろな動きを、スポンジが水を吸収するようにどんどん身につけていくので、驚かされてばかりでした。
一つのことをしっかりがんばらせる、というお母さまの方針もありますが、本人の努力量がすごくて、ひたすら練習することでどんどん難しい技ができるようになっていきました。
努力を積み重ねる姿勢は、今も続いています。
そんなYuriさんは、チアをはじめてからどのように成長してきたのでしょうか。後編に続きます。
★★★「Stars Smiley Spirits」バックナンバーも、ぜひご覧ください★★★
「Stars Smiley Spirits」とは、基礎体力・表現・奉仕の精神を柱に、グローバルに活躍できる人材を育てるためのナレッジを紹介したコラムです。
日本女子体育大学卒業大学卒業後、テーマパークでシンガー・ダンサーで活躍。未就園児の親子体操「ベビーチア」発案。日本チアダンス協会インストラクター、USAチアダンス協会インストラクター3級、幼児体育協会インストラター、新浦安RAINBOW SMILEY、幕張インターナショナル、スクール「Dolphins」、たまプラーザStars Smiley、恵比寿Stars Smiley、デイレクター兼チーフインストラクター 現在、チアダンス・ベビーチア、幼児体操、障がい児体操、スポーツの家庭教師、インストラクターとして活動。