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【Bright Star vol.4】Himari~静けさと華やかさ、穏やかさと力強さが同居する魅力(後編)
2019年11月17日 6:00 PM カテゴリー: 【Bright Star】チアで輝く子どもたち
こんにちは、Stars Smiley代表の村田綾子です。
チアで輝いている人にスポットライトを当てて、その生き方、考え方、チアへの思いなどをご紹介するコラム「Bright Star」。
4人目は、Himariさん。一見おとなしく見えるHimariさんですが、チアを踊りはじめると、キレのある、そして情熱的な動きに目を奪われます。
チアを始めてから、学校でも積極的になってきたとお母さまはおっしゃいます。そんなHimariさんの後編です。
「Bright Star」とは・・・
Stars Smileyを代表する「Bright Star=輝く人・子ども」をご紹介するシリーズコラム。さて、どうしたらみんなに尊敬されるチアリーダーになれるのでしょうか? その子の生い立ち、親の関わり方、転機が訪れた時などをひも解きます。積極的になると、踊りにも自信が
――チアを始めてから、変化したことはありますか?
(Himari) 私は、違う学校の子とも友だちになれたことがうれしかったです! 大勢の人の前で演技するのも、とても楽しいものでした。
(母) あまり積極的に発言するタイプではなかったのですが、学校では、進んで発表したり、係の代表などに立候補したりしていると聞き、自信が付いてきたように思いました。一緒に振りの練習をしたり、動画を見て話し合ったりと、親子の時間も増えました。
シカゴ大会やディズニーパレードの参加やテレビ出演など、なかなか経験できないことが出来たのはチアを続けてきたおかげです。なにより同じ目標を持って励まし合い、ひとつのことを一生懸命取り組んで行ける大切な仲間に出会えたことは宝物です。
――チアダンスでくじけそうになった時はありましたか?
(Himari) 5年生の時、大会本番前の練習中に足をくじいてしまい、みんなに迷惑をかけてしまったこと。痛くてつらかったけど、みんながそれぞれ声をかけてくれたり励ましてくれたので、気合いで乗り切る事ができました。
(母) チアを辞めたいと言ったことは一度もありませんでしたね。でも少しやる気が落ちてるかな、と感じたときは、とにかく褒めてテンションをあげたり、上位チームの演技動画を見て、上を目指せる気持ちを忘れないように心がけました。
もともと言葉があまり多くなかったHimariさん。運動能力はとても高かったのですが、気持ちが周囲に伝わらなかった時期がありました。
Himariさんが「変わってきた!」と私が感じたのは、5年生でユースチームになってからでした。チームメイトと言葉を交わし、間違った振りをしているメンバーがいれば、優しく「違うよ~」と声をかけるなど、積極的にコミュニケーションをはかるようになりました。
そのうちに、踊りにも自信が出てくるようになってきたのです。積極性と上達が比例しているようでした。とにかく「上手になろう」と努力をしている子で、身体の内部で、情熱がたぎっているのがよく分かりました。パワフルなジャンプは陸上部でさらに上達
――チア以外にも、がんばっていることはありますか?
(母) とにかく体を動かすことが好きだったので、小学生の時はスイミング・テニス・ゴルフなど本人がやりたいと言ったことはいろいろチャレンジしていました。
休日はお友だちと出かけたり、大好きなディズニーに行ってショーを見ながらダンサーさんたちの動きや表情を研究したり、アトラクションで思いっきり楽しんだりしてましたね。
(Himari) 平日は学校の後、陸上部の練習や塾。休みの日は、友達と映画やショッピングなど遊びに出かけてリフレッシュしています。
Himariさんは、陸上部もがんばっています。陸上の練習は、チアに必要な体幹を鍛えるのにとても有効で、チアをやっている人で陸上部にも所属している人は多くいます。
陸上での練習も相まってか、Himariさんはジャンプがとてもパワフル! 全身がバネのような筋肉で、柔軟性も優れているので、Himariさんの振りは見応えのあるものです。
――勉強との両立はどのようにしていましたか?
(Himari) テスト前は勉強だけに集中していました。でもストレッチなどは毎日やるようにしてます。すぐ硬くなるので(汗)
――好きな言葉を教えてください。
(Himari) やっぱり「Never give up! どんな時も keep smile!」
――最後に一言、お願いします。
(Himari) とにかく楽しいチアダンス! 自分の目標を持って、仲間と一緒に笑顔でがんばってください。
(母) チアは周りの人たちを応援して元気にできる素敵なダンスです。一番は自分がハッピーになれることが大切だと思います。チアをできる環境に感謝し、家族や仲間を大切にチアスピリットでがんばりましょう!担当インストラクター YUIより
Himariは、小さい時からテクニックなどはできる子でしたが、もちろんそこには努力がありました。
私の印象としては地道にコツコツ努力するタイプですね。技術面ではレベルが上がってきても、今一つ弾けることができなかったのが『笑顔』でした。心の中は、めいっぱい楽しんでいるのになかなか表に出てこない時期がありました。
5年生になってチアノートに前向きな言葉が多く書かれるようになり、表情も表に出てくるようになりましたね。そこから振りの中でもセンターを任せるようになり、『あきらめない!!』という強い気持ちをHimariから感じるようになりました。
TOPAZの中では、みんなからの信頼も厚く、目標を達成するためにはチームでどうしたら良いかなど自分の気持ちをしっかり持っている子です。現在は中学校生活とTOPAZを両立していますが、チアで身に付けたあきらめない・前向きな気持ちを持ってがんばっていってほしいと思います。おわりに~Himariさんならではのオーラと魅力
チアダンサーたちが、自分を前に出してアピールすることの多い中、物静かでありながら華やかで、穏やかでありながら力強いという、両極端な性質が同居しているHimariさん。思わず引き込まれてしまうオーラや、みんなが憧れるHimariさんならではの魅力は、そこからきているのかもしれません。
まだまだ発展し続けているHimariさんが、またどんな変化を見せてくれるかなと、私は楽しみにしています。
★★★「Stars Smiley Spirits」バックナンバーも、ぜひご覧ください★★★
「Stars Smiley Spirits」とは、基礎体力・表現・奉仕の精神を柱に、グローバルに活躍できる人材を育てるためのナレッジを紹介したコラムです。
日本女子体育大学卒業大学卒業後、テーマパークでシンガー・ダンサーで活躍。未就園児の親子体操「ベビーチア」発案。日本チアダンス協会インストラクター、USAチアダンス協会インストラクター3級、幼児体育協会インストラター、新浦安RAINBOW SMILEY、幕張インターナショナル、スクール「Dolphins」、たまプラーザStars Smiley、恵比寿Stars Smiley、デイレクター兼チーフインストラクター 現在、チアダンス・ベビーチア、幼児体操、障がい児体操、スポーツの家庭教師、インストラクターとして活動。